ブレーキホース交換
2017.3.8
秋以来、あまり走らせることの無かったFerrari、 リフトアップも久しぶりである。 サーキットを走る前に、ブレーキフルードを交換と供に交換する予定で 入手していたが、延期していたブレーキホースの交換作業をする。 ブレーキホースはT-WESTから購入。
ホイルを外し、ホースを確認していく。前輪のホース、タイヤ側はナックル裏のステーに固定されている。
車体側は、アンダーアームが固定されている中央上部にある。 すぐわきにはABSセンサーラインがある。
ナックル側、周りを洗浄しジョイントを固定している板バネを外し、フレアレンチ(10mm)で緩める。 車体側のフレアレンチは11mm、ホース側は17mm。
がしかし、ナットが固着して緩まない。フレアレンチ使用も、ボルトをなめそうになる。 ショックアブソーバー、アッパーアームも外して、スペースを作りバイスプライヤーを使用して緩めた。
ブレーキオイルの漏れが最小限になるように、手早く交換する。 メッシュホースはゴムホースと違い飛び石等に弱いため、保護目的にナイロンチューブを被せた。
右前輪も、ショックアブソーバーを取り外して作業を行う。こちらはフレアレンチで無事緩んだ。
右側もナイロンチューブで保護する。ショックアブソーバーを取り外して作業する手間はかかるが、 右は比較的容易にネジが緩んだので、左前輪の作業と比べると半分以下の時間で作業は進む。 漏れたブレーキフルードは、パーツクリーナーで充分に洗い流した。
続いて後輪に移る。保護が目的か、ジョイント部分がタイヤハウスの内側に在る。 手前からはレンチが使えず、下からも完全に見えない。タイヤハウスを外そうと試みたが、一つのネジが 固着し、インパクトレンチでもビットが折れるほど固まっている。 タイヤハウスの僅かな隙間から腕を突っ込み作業する。
隙間からの写真。板バネはシャーシの下に潜り、フレーム内側から外へ叩き出す。 10cmにも満たない隙間、何とか2本のレンチが使える。
リアのホースは直接キャリパ―に繋がる。キャリパ―側は14mm。それぞれのネジは、材質を勘案し、 緩くて漏れる事は絶対にないように注意し、かつ締め付けすぎないように気を付けるのは言うまでも無い。
エア抜きを行った後、漏れが無い事も確認し、少し試走を行った。劇的な変化は感じられなかった。 ブレーキの初期のタッチは殆ど変わらない、しかし、ロック、若しくはABSが作動するまでの踏みしろが短くなった。 だからと言って、操作性が悪くなったわけではなく、心地いいブレーキになった。
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