熱対策

 

2017.10.1

 

 

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 ミッションが降りている間に、熱による被害の修復と対策を行う。

 

 @燃料タンク断熱板

エンジン左右バンクの外側、タコ足の外側断熱材が、

焼けて、変色・変質している。

 

 このパネルは左右燃料タンクの保護も兼ねているので、

燃料タンクの劣化、燃料の温度上昇を防ぐ観点からも対応したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 上部2本、下部2本のネジを外すと、意外と簡単に

取り外す事ができる。

 

 写真左はエンジンルーム側、右が燃料タンク側。

 エンジンルーム側は、シルバーで塗装されたFRP

パネル、燃料タンク側には厚めの断熱材が使用されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 タコ足に一番近くなる部分のパネル黒く焼け焦げ、

触ると剥がれ落ち、内部の繊維が見える状態になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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熱で穴が開いていたアクセルシャフトの保護パネルに、

貼り付けた断熱材。

 5年以上使い続けているが、焼け焦げる事も無く、

粘着剤も問題無く奇麗な状態である。

 

 当時カーパーツ量販店で購入した断熱シートであるが、

使い勝手も良く、信頼性が高いので採用することにした。

 

 Billionスーパーサーモクロス(0.4mm)。

 

 

 

 

 

 

 

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 取り外したパネルを洗浄し、シリコンオフで油分を落とし、シートを貼り付ける。

 劣化の激しいタコ足近くの部分だけの貼付では、剥がれ易くなるかと考え、広く貼った。

 シートのサイズ上、パネルに対しては中途半端な大きさとなったが、エンジンルームに収めれば、

 違和感はない。

 

 

 

 

 

 

 Aブレーキホース断熱

 

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 タコ足の外側フレーム上部には、ブレーキホース、パーキングブレーキライン、ASRラインがむき出しになっている。

 ハニカムエンボスアルミ板にて保護する。

 耐熱パネル固定ネジとASRラインコネクター取り付けネジを利用して固定した。

 エンボス加工されているアルミ板は、軽度の3Dの曲げにも対応できるのでありがたい。

 

 

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 右側にも同様に施行する。

 タコ足の下からの写真。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Bサイドパネル内、アンプ保護

 

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 サイドパネル内にはECUや排気温度アンプ、加速度センサーなどの電子部品が設置されている。

 サイドパネルで雨など上からの水からは守られているが、下は触媒からの熱が直接浴びせられる。

 こちらもアルミエンボス板で保護する。

 

 

 

 

 

 Cコンプレッサー対策

 

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 中央の繋ぎ目からオイル漏れを起こしていたコンプレッサー。

 リビルドしてから約6年、通常より寿命が短いのは熱の影響であると推測される。

 上部からタコ足側サイドにかけて、断熱材を貼り付けてみる。

 コンプレッサー自体も発熱するために、逆効果の可能性もある。

 適度に伸縮する素材なため、複雑な形状にも奇麗にフィットする。

 

 

 

 

 


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