アライメント計測と調整

 

2018.1.16〜

 

DSC01715.jpg

  アライメント計測を行うため「vivid」へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01714.jpg

 空気圧を調節し、リフトアップ。

 

 アライメント計測に先立って車高を揃えて

 おくべきではあるが、今回はその手順を省略。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01716.jpg

 4つのホイールに計測装置を取り付け、

 一本ずつ補正を行う。

 

 フロントタイヤの下には回転台を敷き、

 リフトを降ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01717.jpg

 重しも兼ねて運転席に座り、エンジンをかけて

ブレーキを踏む。

 前輪を左右に一杯に切って計測終了。

 

これだけでどうやってデータを割り出しているのか、

 機械の仕組みは理解できないが、4輪それぞれの

トーとキャンバー、フロントはキャスターまでの

データが取れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  計測結果

5°53′

キャスター(F)

6°32′

−1°06′

キャンバー(F)

−1°48′

0°07′

トーイン(F)

0°02′

−1°36′

キャンバー(R)

−1°30′

0°13′

トーアウト(R)

0°13′

 

 

  後輪のキャンバーとトーはほぼ左右対称と言ってよい。

 ハンドルが若干左に取られて、気持ち左に進もうとする動きに関しては、トーインが左より少ないものの

 右前輪のキャンバーが左より大きい事によるものと想像できる。

 

 

 キャンバーを大き目にとっておきたいので、右前輪は触らず、左前輪の値を右に合わせるように

 キャスターとキャンバーをそれぞれ30′〜40′大きくする調整をする事とする。

 

 

alighnment2.jpg

 

 

alighnment1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントのダブルウイッシュボーンは上図の様な構造とサイズになる。

上下スイングアームの長さが異なり、下のアームの付け根の後側は前方より上にある。

キャンバーを付けて、キャスターを寝かせるならば、車高を下げると謂う方法もあるが、

車高に関しては以前左右差を揃えるべく少し上げた事もあるので、車高は触らずに調整したい。

 

 

 

DSC01719.jpg

 アップライトの上下のスイングアームの

 取り付け幅は約30cm。

 

 キャスターを30′〜40′

 キャンバーを30′〜40′

 大きくするには、

 下側スイングアームの取り付け位置を

2.5mm〜3.0mm前方かつ外側に

移動できれば良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01724.jpg

 スペーサーだけでは調整ができないので

 スイングアームを外して、ワッシャーで

 調整する。

 

 スタビライザーリンクを取り、サスペンション

 をフリーにして、下部スイングアームを外す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01725.jpg

 一度分解して磨いただけあって

 意外と奇麗な状態を保っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01726.jpg

 下部スイングアーム後方は2.3mmのワッシャー

 2枚使用されていた。

 今回は3mm程度厚くするために、

 2.3mmのワッシャー一枚取り除き、

 4mmのスペーサーと1.5mmのワッシャーを

 噛ませて、3.2mm動かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01720.jpg

 以前取り外した純正4mmスペーサー

 今回これも使用する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01727.jpg

 下側スイングアームの後方を3.2mm外に

 設置することで、アップライトの下部が

 計算上、

前方に2.7mm

 外側に1.7mm

 移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01722.jpg

 スイングアームを取り付ける。

 サスペンションを取り付け、スタビライザー

 リンクを取り付ける。

 アップライト下部のネジは14mmHEX

 85N

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01728.jpg

 アップライト下部が1.7mm外側に移動

 したことおよび、5′外に向けるために

ステアリングアームを0.86mm伸ばす。

ネジのピッチは1.5mmなので、

210°回転させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  以上の調整により、計算上 キャスター 0°32′増加 ⇒ 6°25′

               キャンバー 0°21′増加 ⇒ −1°27′

               トー    0°03′減少 ⇒ 0°04′    となった・・・はず?

 

  試走を行うと、左に流れる減少は少なくなったが、全く感じないと言う訳でもない。

  しかし、ほんの少し右に舵を当てると右にも流れるため、左右差としてはほぼ0に近づいたと思う。

  新車の様にビシッと走る感覚はないが、ブッシュ類も古いままなのでこれくらいが限界かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


(c)2018 MAYUGE, All Rights Reserved.

 

inserted by FC2 system