ドライブシャフト・ブーツ交換

 

 

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2017.10.8

 ミッションを降ろしているタイミングでブーツ交換をする。

 以前からブーツが膨らんできている事は把握しており、

破れはないものの交換のタイミングを見計らっていた。

 

 交換用パーツも購入済みであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ハブボルトを緩めるため、先が欠けて使えなくなったマイナス

ドライバーを削り、潰した爪を立てる。

 

 80cmのブレーカーバーに1mのステンレスパイプを差し

1.5mほどのバーに力を込めたが、36mmのハブボルトは

緩まない。ガスバーナーで熱して試したが左右ともビクともしない。

 規定トルクは275N、以前ベアリング交換で右側のハブボルトを

交換した記録があるが、左は不明である。

 

 爪を立てる際に、ドライバーの先でネジを潰してしまったのかも

しれないが、それにしても固い。

 

 

 

 

 

 

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 ハブボルトは緩まないが、ナックルから取り外して

ブーツ交換をしている手順が紹介されている動画を参考に

ブーツ交換を行う事にする。

 

 ギアボックスが無いので、ギア側の等速ジョイントは

御覧の通り宙に浮いている状態なのでそのまま外してみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 カバーを叩き取るとグリスまみれのジョイントが見える。

 中央にCリングがあるので取り外すと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 スプラインで繋がっていたジョイントは、ブーツごと

抜ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC01637.jpg 抜けた、等速ジョイント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ナックル側は、ブレーキキャリパ―を外し、パーキングブレーキ

キャリパ―を外し、ブレーキディスクを外し、

上下とトルクアームのネジを取れば外す事ができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ナックル側はバンドを取り除き、ブーツ単体で交換する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ブーツが破れていた訳ではないので、一部グリスを足して

新しいブーツに交換する。

 35mmと記載された付属のかしめるタイプのホースバンドは

サイズが小さく届かなかったので、大きなサイズを探し注文した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ギアBOX側の等速ジョイントは分解して掃除する。

 少しすり減っている部分もあるが、異物も無く、欠けも無い

状態であった。

 パーツには裏表があるので方向に気を付けて取り扱う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 奇麗に清掃し、仮組をして方向を確認した後

再度ばらして、今度はグリスを塗りながら組んで行く。

 片側に2本のグリスが付属しているので、丸々1本

使用して隙間の無いように塗りこんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 余分な部分のグリスを拭き取り、グリスが漏れださないように

付属のシール材を塗ったカバーでジョイント裏表から挟み込む。

 内側のブーツはカバーと既に一体になっている。

 注文していたホースバンドが届いたので、細い方もしっかり

ホースバンドで固定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 載ったミッションと接合する。

 ナックルを下からジャッキで持ち上げ、できるだけシャフトが

水平になった状態でボルトを締める。

 マニュアルには、40Nで締めた後、78Nで締めると

記載があるが、手ごたえ的に78Nは強すぎるような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 エンジンルーム側からナックルのブーツを確認。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 パーキングブレーキキャリパ―も取り外したので

掃除と調整を行った。

 ピンを抜いてキャリパ―を外し、掃除し必要部分に注油、

ピストンを回して少し戻す。

 ワイヤーにも充分注油してやる。 

パーキングブレーキの片効きもよくあるのでこの機会に

手が入れられて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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